今日は真田邸にお泊りなんかしたりして












寝言で見ます。あなたの本性

















「わくわくするなー!!」



「ほんとッスよ!俺誰かの家に泊まるの初めてなんすよねー!!」



「あーそうですか良かったですね」





一人ノリ気じゃないのは私




だって何が悲しくてむっさい男どもに囲まれて一日過ごさなきゃならないの




バカじゃん、バカの所業だよ




っていうかいっそ馬鹿でいいよ(いいのか)





「そうやってむくれてると可愛くない顔が余計に可愛くなくなるぞ〜」



「そんな憎まれ口ばっか叩いてると憎たらしすぎていつか私に刺されるよ〜



「ごめんなさい…」



「あ、素直な子は好きだな私w」





そうなのね、別にココのマネージャーになったのは顔が可愛かったからでもテニスの知識があったからでもなく




ただ単に何か適当にやろうと思って適当に入ってみて適当に仕事こなしてたら




どうやら皆厳しい仕事に耐えられなくなったみたいで適当に続けてた私だけが残ったっていう




消去法?(使用法違う)




当然ながら適当に部員とも親しくなるよね(3年だし)




まぁ何せモットーは適当で生きてる私だもん☆(分かるよ)





「しかし遅いのぅ…」



「所詮部活の帰りに行くだけなんだから…もー早く来ないかなぁ」



「真田君と柳君が来ていませんね…用意が出来ていないのでしょうか」



「なぁ!お菓子とか持ってきた!?」



「モチロンっス!」



「こらそこ遠足気分ではしゃがない」



「お前にもやるからひねくれんなよ」



「誰も欲しいとは言ってないし。ひねくれてんのは元からだよ



「しかしジャッカルも勿体ねぇよな〜、ブラジルに帰ってなかったら一緒に行けたのに」



「落ち着けブン太。ジャッカルは普通に風邪で休んでるんだよ?ブラジルに帰るのがそんなちょっくら里帰り☆


程度の手軽さだったら世界は繋がるよ絶対」











「待たせたな」



「おっそいぞ〜二人とも〜」



「すまない」



「早く行こう〜もう何か疲れたんだけど…」



「今日はさんの仕事も何時に増して多かったですからね…」



「あ〜柳生優し気〜!さすが紳士!ねぇ真田、家って遠い?」



「遠いという訳ではない、歩いて35分程だ」



遠いよ普通に!あんた何時に家出てるの!?今の私にはそれ自殺行為ですよ!?」



「そうか?まぁお前の家ほど近くはないのは確かだが…」





む〜と唸る私を見てイキナリ仁王が口を開いた





「じゃあ俺がお前を担いで行っちゃろか?」



「…はぁっ!?何言ってんの仁王!熱でもあるの!?」



「担がれるのがイヤならお姫様抱っことかどうじゃ?」



「いやいやいやそういう問題じゃないし!」



「トレーニングにもなるしな」



あぁそうですよどうせ重いですよ畜生め!!





何だコイツもう訳分からん!っつーか重くて悪かったな!!(何しても痩せねーからマネになったんだよ!!




「なら俺が担いで行きたいッス!」



「赤也…ダンベル持って行った方が良くない?」



「イヤイヤそういうのは俺がやるべきじゃねぃ?」



「あんたは無理だと思うよ私」



「では私がやるべきですね」



「紳士…あの…重いから本当」



「…ならば俺がすべきだな」



「いや達人…まさか何かデータ取る気なんじゃないよね?」



「やはりここは俺に任せるべきだと思うがな」



「真田!?アンタまで悪乗りしないの!いいよ歩くから!!」





こうしてとりあえず論議は収まった…でも勿体無い事したかも…(おい)




まぁカバンは持って貰ったんだけどね(柳生に)
























「ここだ」





デカッ




デカイとかいうレベルを半端なく超えてらっしゃるよ




ここ何処だっけ、神奈川だっけ




何でこんなトコに日本庭園があるのかしら




あ、鹿威しの音が聞こえたよ今




あ〜この模様、枯山水とか言うヤツだったよね確か




世界遺産に足を踏み入れることは一生のうち一度も無いと思ってたんですが(汗)





「すっげぇ〜…」



「…もしかして真剣とかあったりする?」



「蔵と床の間にいくつかな」



いくつか!?



「ひとつじゃねーのかよ…」





こんな金持ちがいたのかと思ってため息をついたら




足の力がガクッと抜けてその場にへたり込んでしまった





ぅうわぁっ!?



「だっ大丈夫かよお前!」



「…イタイし…恥ずかしいし…」



「よっしゃ、今こそじゃな」





ニヤッと笑った仁王が私を俗に言うお姫様抱っこというもので持ち上げた





「ぎやぁあ!仁王降ろして!重たいからマジで!!」



「大丈夫じゃ、落としたりはせん」



「ぶっちゃけ落としてもいいから降ろして!!い〜や〜顔近い顔近い!!」



「嬉しいんか?」



「アホか!整った顔が近くにあると緊張すんの!当然でしょうが!!」



「仁王君。遊びすぎです」



「早く降ろせよ仁王〜!!」



「ちっ…ったくうるせぇ奴らだな…





柳生たちの方を睨みつつ、私の足をゆっくりと地面に降ろしてにっこり笑った





「(仁王怖い…)あ、ありがとう」



「どういたしまして」



「そろそろ入るぞ、着いて来い」



「うは〜っ!ドキドキッすね!」



「…私早く休みたい…」














中もまた風情のある空間ですこと…!!




これが日本家屋といふものですのね(笑顔)





「ここが真田の部屋か?」



「あぁ、そうだ」



「広っ!アンタ世界にどれだけ飢えで苦しんでる人が居るか知ってる?



「…?無論だ」



「…まぁアンタが赤い羽根募金とかしてるの見たら心臓に悪いけどね」



「確かに…クソ…生意気だな弦一郎の分際で…



「蓮二!?」





わぁ柳目が開いてるよ怖いよ(ガタガタ)




それにしたって早く座らせて頂きたい





「ねぇ座っていい〜?」



「…あ、あぁ構わんぞ」



「まさか正座じゃなきゃ怒られるって事ないッスよね?真田副部長…」



「客人にそんな事を言う筈がないだろう」



「やっと座れる…」





その辺にあった座布団に腰を下ろすと柳生がすごい剣幕で私を見た(何!?)





「もう少し考えて下さい…ここは貴方の家ではないんですよ?」



「え!?何!何が!」



「膝を立てたらスカートの中が見えちまうぜ」



「…あぁああぁ」





なるほどなるほど流石紳士wちょっとウブいね!(何コイツ)





「ってもうちょっと焦るとかしたらどうだよ…そういうトコが可愛くないって…」



「だって私のなんかじゃ見たってメリットないじゃんか〜(柳生怒ってたし)でもはしたないから止める…」



(そんな事はないんだがな…)



「さぁ荷物を降ろせ。もうじき夕飯だ、支度をしろ」



「何?ここまで来たら懐石料理とか?」



「…ブン太…さすがにそれは無いよ(汗)」



















「お腹いっぱいだな…」



「っていうか何か食べた気しないよね…





まさか本当に懐石料理が出るとは思わなかった……




コイツ某ナルシストと張り合えるくらいの金持ちだったりする訳?





「学友が来ると言ったら母が張り切っていたからな…豪勢な夕食だった」



「えぇぇ!?手作りでらっしゃるー!!?(っつか学友って!!)」



「ったく実はお坊ちゃまだったんだな〜真田」



「俺だったら息が詰まりそうス…」



「ふ…まあよいネタが出来たが…」



「俺懐石食べるの初めてだったぜ〜」



「仁王、結構当たり前だよソレ(私フランス料理もイタリア料理も食べた事ないし)」



「真田君のお母様は素晴らしい料理の腕をお持ちなのですね」





なんかお泊まりって言うか寧ろ




『真田家の実態に迫る!〜たまらん皇帝ライフ〜』




って感じじゃないかしらコレ




コレを羨ましいって言った私のクラスメイト。変わってあげたい気満々よイヤマジで





「なぁ真田、今から何すんの?親睦を深めるって具体的に何するか分かんねぇよ」



「…百人一首などだろうか」



「トランプじゃない辺りが真田らしいよね…」



「そんな物は無い」



「俺持って来てるんだけど〜、どう?やらね?」



「真田何知ってるの?」



「家には無いが大抵のルールは知っている」



「なら話は早いっすね!やりましょうやりましょう!!」



「俺トランプ結構強かよ」



「いかにもっぽいもん」



「俺も自信はあるぞ」



「うん、神経衰弱とかしたらボロ勝ちしそうだよね」



「では私がきりましょうか」











「ほい大富豪」



「仁王先輩強過ぎ…」



「俺今回は平民だ…」



「私なんか大貧民(つまりビリ)ですよ…!仁王〜今度のバツゲーム何〜?」



「そうじゃな…折角紅一点なんだから何か面白い事してもらわんとな…」



「怪しい事は止めてよ…?」



「じゃあ指令だ。柳生の眼鏡を奪う」



よっしゃ了解☆任しといてw」



「な!?仁王君!?」



「まぁまぁ柳生、ウチの柳だって開眼したし、青学の乾君だって逆光眼鏡の奥を露にしたんだからw」



「そ…そういう問題では…!!」



「はぁい御開帳〜ww眼鏡いただきっ!」



「うわっ…///」



「何ようわって…そんなにイヤだった?仮にも女の子に対して失礼よ紳士。バツゲームだと思って諦めて」



「いえ…そういう意味ではなかったのですが…」



「わ〜紳士格好良い!やっぱ男前じゃん!何で隠してるの勿体無い!!」





「…なぁ赤也…今何で柳生があんな反応したかわかるか?」



「え?さぁ?」



「(…一瞬の顔が間近に来たからだろうな…)」



「ようやった。今の柳生の顔バッチリカメラに抑えたぜ」



「流石詐欺師☆やる事が悪どいね!売る気?」



「当然じゃ」



「いや肖像権の侵害ですよ!



「仁王〜その売上分けてね〜w」



「おう」



さん!?





こうして楽しく過ごした




ちなみに一番バツゲームが多かったのは赤也(予想通りだよね…)




一番笑えたバツゲームはやっぱり真田が負けた時だったね!




『バレンタイン・キッス』熱唱!!あっれは盛り上がった!大爆笑だった!!(まず知ってたことに95へぇ!




まぁはっきり言って面白いとキモイを対比すると2:8だったけどさ(=八割キモい)




たまにはレクリエーションってのは悪くないかもね!























「弦一郎さん、お風呂の準備が出来ましたよ」












「あぁ、ありがとうございます。ではどっちから入る?」



「え〜そりゃ俺らだろぃ?人数多いし、先に済ましたいし」



「意義あり〜!やっぱこういうのは女の子っつか少数からじゃないの!?」



「そりゃそうだな…いくらでも男が入った後に入らせるのは可哀想ってもんだ」



「よぉし!ちょっと引っかかるが仁王よく分かってらっしゃる!じゃあ私からって事でOKね?」



「構いませんよ、どうぞお先に」



「ちぇ〜一番風呂したかったのになぁ…」



「俺も早く風呂見たかったッス〜…」



「五月蝿いよお子様〜ズ!なんなら一緒に入る?」



「「!?」」



「っていいたいトコだけどそりゃ無理だからね!んじゃ行って来ます!!」






「…アイツ妙な所で天然ボケをかますな…」



「丸井、赤也、何処にトリップしとるんじゃ。戻ってきんしゃい」




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